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[KOREA MARITIME NEWS] 韓国造船、マーケットシェア44%

2021-07-16

 

韓国造船がコンテナ船、タンカー船、海洋プラント等を中心に受注を継続していて、

月次実績で2か月連続、世界1位を守った。業界によると、61か月間の全世界の

船舶発注量は前年対比5倍増加の415CGTだった。

 

全体発注量のうち、韓国は前年対比7.3倍増加の182CGTを確保し、2か月連続

1位として位置付けた。中国は前年対比2.4倍増加の157CGT2位、日本は30

CGT3位となった。受注占有率においては、韓国が44%、中国38%、日本7%だった。

 

韓国では大手造船、いわゆるビッグ3と呼ばれる現代重工業、サムスン重工業、大宇造船

海洋だけでなく、中手造船所まで数多く受注した。特に、運賃急騰により、船社がコンテナ船を

引き続き発注した。ドイツのハパックは大宇造船海洋に24000TEU型を6隻、台湾の

ワンハイは13000TEU4隻をサムスンに夫々発注した。

 

大宇造船海洋はブラジルの大手エネルギー企業であるペトロブラス社より1000億円相当の

FPSOも受注した。1千億単位の大型プロジェクトは2014年以降、7年ぶりである。他に、

STX造船海洋もオセアニアからタンカー12隻を受注した。

 

グローバル発注量の累計については、前年対比192%も増加した2402CGTを記録。

船種ごとにみると、12000TEU型以上のコンテナ船は前年対比15倍も増加して885

CGTを、VLCC138%増の133CGTLNGキャリアは438%増の140CGT、バルカーは

53%増の75CGTで集計された。一方、スエズマックス、アフラマックス型の油送船は前年対比

それぞれ43%、12%減少の24万、49CGTにとどまった。

 

6月新造船価指数は前月より、2.4ポイント増の138.5ポイントで7か月間連続上昇動向だった。

船種ごとにみると、VLCC9500万ドルから9750万ドル、スエズマックス型の油送船は6300

から6500万どる、アフラマックス型油送船は5050万から5100万ドル、1300014000

TEU型のコンテナ船は12250万から12800万ドル、174000㎥型LNGキャリアは1

8900万から19000万ドルまで上昇した。


 


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