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[KOREA MARITIME NEWS] 韓国パレットプール、物流運営安定化向けの需要予測システムを構築

2021-12-23

 

韓国パレットプール社(以下、KPP)がパレットの荷動きを事前に予測し、

運営を安定化する人口機能(AI)基盤の需要予測システムを構築したと

20日、公表した。

 

パレットは貨物を運搬、保管する為の置台として、物流を効率よくするための

必須装備である。KPP社は企業たちがパレットをレンタルの形で利用でえきるよう、

パレットプールシステムを構築し、国内20万企業に供給している。パレット保有

数量は限定されているため、様々な産業にわたって、契約先の需要に対応する

ためには、荷動きの予測が必要となる。従来には過去の経験をもとに、定性予測

されていた。予測の正確度の誤差が大きく、細かくできない。また、産業の動向や

季節による変動等、外部要因を勘案し難く、中長期予測も難しかった。

 

KPP社はこのような課題を解決するため、20181202110月まで需要

予測システムを開発した。3次にかけてプロジェクトを高度化しながら、関係・特徴を

反映し、アルゴリズムを改善することで予測の正確度や速度を向上した。本システムは

パレットの入庫、出庫、回収データ、顧客ごとの在庫量、気象状況等の外部データを

収集し、荷動き量に影響を及ぼす要素を設定し、データを見える化することで、荷動きの

推移や特徴を把握し、科学的な予測データを提供する。また、荷動き量やパレット種別

ごとの荷動きをデイリーで見える。

 

KPP社は需要予測システムから取得したデータをパレットプールシステムの運営改善、

事業計画検証等に活用する方針だ。契約先ごとの荷動き量を予測し、やりすぎを

防止し、CRMデータとして活かし、営業・管理を活性化する。パレット種別ごとの不足分を

事前に予測し、不要の新規購買をおさめ、購買計画にも使える。事業計画をたてる際にも、

営業本部別投入量計画やデータ検証にも活用する。

 

また、同社の顧客とも需要予測システムの予測データを共有する計画だ。顧客社はこの

情報を製品管理に活用できる。荷動きを事前予測することで、在庫管理を効率よく、原価

削減に役に立つと期待している。需要予測システムの開発、構築するプロジェクトを担当し、

同社のコンチーム長は、「AI技術を適用する需要予測システムは荷動き予測の正確度を高め、

当社のシステム運営の効率も向上できる。スムーズな対応が可能となり、顧客社の物流

安定化にも大きく寄与すると思う。」とコメントした。


 


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