2021-02-19
業界紙によると、KMTCとNAMSUNGが共同運航している日中韓ペンデュラム航路で
排他的にサービスしてきた寄港地を相好開放すると発表した。
KMTCはNEW BOHAI PENDULUM(NBP)とNEW CHINA JAPAN SERVICE
(NCJ)でヒタチナカの集荷営業を始める。ヒタチナカについては今までNAMSUNGのみが
排他的にサービスをしてきた。
KMTCはNBPについては今月28日釜山出港本船「STAR APEX」、NCJについては
来月2日釜山出港本船「STAR CLIPPER」からヒタチナカ集荷営業を始める。
その代わりにNAMSUNGは、KMTCが単独でサービスしてきた華北・北海道サービス
(NCH)の石狩、NCJの金沢で集荷営業を始める。来月2日釜山出港本船
「DONGJIN FORTUNE」と「STAR CLIPPER」からNAMSUNGとしての集荷営業が始まる。
船社関係者は、「昔は、ヒタチナカ=NAMSUNG、石狩・金沢=KMTCの考え方で
この2社が独占でサービスをしてきたが、今はもうはやそうでもない。他の競合船社らが
すでにヒタチナカや金沢サービスまで足をのばしているので、独占というのは昔話で全く
意味ないので、お互いに開放することにした。」と背景を説明した。
両社は1000TEU型のコンテナ船3隻ずつを共同配船の上、日中韓ペンデュラム航路を
5つ運営している。これから改編される航路の全体ローテーションは以下の通り。
▲NBP=釜山(土・日)、ヒタチナカ(火)、仙台(水)、八戸(木)、
秋田(月)、酒田(火)、蔚山(木・金)、釜山(土・日)、光陽(日)、
大連(火)、天津(水・木)、釜山(土)
▲NCH=釜山新港(火)、釜山北港(火)、蔚山(水)、光陽(木)、
連雲港(土)、青島(日・月)、釜山北港(火・水)、境港(木)、
酒田(金・土)、石狩(月)、函館(火)、苫小牧(水)、釜石(金)、
仙台(土)、釜山新港(火)
▲NCJ=釜山(火)、金沢(木)、新潟(金)、苫小牧(日)、
仙台(木)、ヒタチナカ(金)、釜山(火)、光陽(水)、天津(金・土)、
青島(日・月)、釜山(火)