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[KOREA MARITIME NEWS] 韓国・カンボジア、FTA妥結

2021-02-05

 

業界紙によると、両国は20193月付で会談にて両方FTA推進に合意、

共同研究等の手続きを通じ、昨年7月から交渉をはじめた。それ以降、

7か月間4回にわたっての交渉にて商品、原産地、通関、紛争解消、

経済協力等10個のパートに関する協定文書及び市場開放に合意、

最終妥結することになった。

 

具体的には、このFTAにて最終的に韓国は全体品目の中で95.6%、

カンボジアは93.8%の関税を免除することになる。特に韓国側の

対カンボジアの最大輸出品目である貨物自動車(関税15%)、

自家用車(35%)、建設重機(15%)、イチゴ(7%)、

ノリ(15%)等の農水産物に対する関税免除により、カンボジア

マーケットでの競争力を確保することになった。

 

経済・保健分野でも包括的協力基盤を構築する。両国はFTA協力

協定文書に合意し、情報通信・電子取引・農業等の分野で技術や

ノーハウを共有することにより、共存モデルを開発し、経済交流及び協力も

進システムを用意する方針だ。このような様々な分野での協力にて韓国

企業がカンボジアの産業発展政策やプロジェクトにも参与、投資が可能

となる見込みだ。

 

一方、FTA宣言式には、現代建設、斗山インフラ、THインターナショナル等の

企業が同席した。そのうち、建設機械メーカ系の企業らは、「中国・アセアン

FTAにより中国製の建設重機が0関税でカンボジアに輸出することになって

困っていたが、今回のFTAにて中国製とも同等競争も可能となり、加えて、

一般関税15%を適用している日本、ヨーロッパ、米国よりも優位を確保する

ことになった。」といった。


 


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