2021-05-14
釜山市が長期不況により苦労している釜山地域の造船・海洋機材関連企業や
大宇造船海洋の協力会社向けの金融支援を行う。
釜山市は、釜山銀行、大宇造船海洋、釜山造船海洋機材工業協同組合、
釜山信用保証財団と共同で、コロナ禍により経営難となっている企業の連続倒産を
防止し、釜山市の主力産業を保護、育成する為、釜山市役所ビルの26階にある
会議室で「釜山造船・海洋機材企業の緊急資金支援に伴う業務連携」を締結したと発表した。
今回の連携は中小造船所の受注不足により現れた売上減少や金融圏の与信管理の強化で
流動性の足りない業界のリスクを勘案しての結果だ。釜山所在の造船・海洋機材関連業種の
中小企業と、大宇造船海洋が推薦する釜山市内1次、2次協力会社を対象で、既存の保証
限度とは別途で、最大8千万円まで支援する。
釜山市が1億円、大宇造船海洋が2.5億円、釜山銀行が1.5億円等を支援、合計で35億円
規模の保証ローンである。適用金利は締結日基準、年利2.67%だが、韓国銀行の金融仲介や
支援資金と連携があった場合は、追加で金利を減免する。
釜山市役所長、パク・ヒョンジュン氏は、「大型造船所を中心に、造船所の大量受注については
聞いているが、釜山の中小造船所は、受注保続により流動性不足の危機に直面している。
今回の連携により、ポストコロナ以降、造船海洋産業が第2の飛躍期になるよう、頑張りたい。」
とコメントした。