2021-09-06
シノコーやそのグループ会社であるHEUNG-A LINEが釜山と直江津、秋田、苫小牧を
結ぶ東北・北海道サービス4(THS4)を新設すると公表した。
新規航路には2008年建造の1,100TEU型コンテナ船「PACIFIC BAIJING」号1隻が
配船される。ローテーションは、釜山・釜山新港・直江津・秋田・苫小牧・釜山の通り。
本船は28日、釜山から初出港した。
代わりに清水、ヒタチナカ、仙台、釧路、石狩、秋田に寄港するTH3サービスは19日
釜山港出港本船「A MIZUHO」号を最後として完全中止となった。本航路には
1,000TEU型2隻が配船されていた。
これで両社は過去3隻を配船していた北日本航路を1隻に縮小した。4月にTHS3の
寄港地を9か所から6か所に改正し、運航船舶を1隻減らし、またTHS3を中止し、THS4を
新設する際に1隻をさらに減らした。新設航路の運航はシノコーが担当する。
両社は、追加でJSW1・THS2・STSサービスの寄港地を調整することでTHS3中止の副作用を
最小化するつもりだ。
JSW1では境港や舞鶴を抜き、STSでは苫小牧を抜き、その代わりにTHS3の寄港地だった
石狩や釧路を追加する。THS2ではTHS3がサービスしていた清水やヒタチナカ、JSW1でサービス
していた舞鶴や境港を追加する代わりに、富山・直江津・新潟・坂田を抜く。釜山と金沢・新潟
等北陸を結ぶJSW2は従来通り運航する。
船社は、「THS4の日本寄港地を減らす代わりに、中止されるTHS3の寄港地を追加することで、
サービスの守備範囲を出来る限り、維持する予定。4月頃の改正と同様、最近、中古船探しも
厳しく、用船料も急騰している状況で、航路の採算性を確保するため、航路の合理化を決定した。」
とコメントした。