2021-08-20
シノコーが1900TEU型のコンテナ船12隻を現代尾浦造船に発注したと19日に公表した。
5月に同型船6隻を発注し、続いて今月、契約書に含まれていたオプション6隻を発注した。
6隻は来年5月~10月、残りの6隻は2023年2月~8月中に順次竣工される予定である。
船価は1隻当たり2700万ドル、合計で3億2400万ドルに至る。
バンコクマックスと呼ばれる1900TEU型のコンテナ船はタイのバンコク港に寄港できる最大の
船型である。通常、韓国とバンコク、ホーチミンを結ぶ航路に配船する。
シノコーは、「最近、船舶不足が激しく、船社も用船を用意できず、航路を新規で開設しようと
しても、できない状況。ちょっと遅いかもしれないが、スペースが絶対足りないタイ・ベトナム航路に
新造を就航させるつもり。」とコメントした。
海運調査機関であるアルファライナーによると、シノコーは19日現在、世界20位の76隻、10万
9000TEUのコンテナ船隊を運航している。新造発注量は12隻を含め20隻、3万2000TEUで
あり、既存船隊の3割を超える。
年内に中国造船工業CSSCの子会社でる広州造船で1100TEU型4隻の引渡を受け、
今年10月から来年4月まで2400TEU4隻を他の中国造船会社より引き渡してもらう予定である。
新造船がすべてデリバリーされると、トップ18位まで上がると期待される。