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[KOREA MARITIME NEWS] 韓国船社5社、アライアンス結成

2020-12-28

 

 

業界紙によると、HMM(現代商船)、SINOKOR(長錦商船)など韓国船社5社がはじめて

「韓国型海運アライアンス」を構成し、東南アジア航路で競争力強化に拍車をかける。

 

海洋水産部や海洋振興公社は、東南アジアを就航しているHMM, SINOKOR, PANOCEAN, 

HEUNG-A LINE, SM LINE等韓国船社5社が韓国型の海運同盟(仮称 K ALLIANCE)を

結成する為の基本合意を締結したと発表した。

 

本合意は、グローバル生産拠点として位置づけ、成長潜在力の高い東南アジア地域で

韓国船社らの競争力を高めの為、海洋水産部や海洋振興公社が提示したアライアンス案を

もとに、韓国海運連合KSP所属の船社らが自立参加することで成り立った。

 

特に、東南アジア航路を就航している11社の韓国船社のうち、韓国発の東南アジア航路の

船腹量ベースで約50%に該当する5社が優先参加することで、K-ALLIANCE

出来上がった。

 

今回に参加できなかった残りの6社については、今後、戦略的協力関係を結び共同運航

などに参加したり、正会員としての参加もできる。

 

各社の重複の運航スケジュールを調整して過剰競合を解消し、新規航路の開設にて航路の

整備もできる。加えて、船腹共有にて便数を増やすことでサービスの品質を見直し、営業力の

強化も図る。

 

高効率・安価で新造船の共同発注、ターミナルやヤードの共同契約、コンテナの共用など、

コストを削減し、資産運用の効率の見直しも見込まれる。

 

今後、K-ALLIANCEの競争力を高めるため、政府も様々なサポートをしていく方針だ。

新造船やコンテナリース、物流センタ、ITシステムの構築にかかる費用の一部を補助したり、

低金利のローンを提供したりする案を用意している。


 

 


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